よく耳にする「オレンジペコ」という言葉の意味をご存知ですか?
「オレンジの香りの紅茶?」「オレンジペコという名前のお茶の樹から作られた紅茶?」と思われている方が多く、本当の意味をご存知の方は、意外に少ないようです。
お茶の木には、新芽から順に、それぞれの葉に呼び名があります。オレンジペコは、新芽から数えて2枚目の葉の呼び名。
どの部位の茶葉を摘み取るかにより、出来上がる紅茶の味が大きく変わってきます。茶葉の部位の名前を知っておくことにより、紅茶の等級(グレード)を確認する際にも目安になります。ぜひ、覚えてみてはいかがでしょうか?
1.チップ(TIP)
産毛に包まれた新芽。製茶後の色によりゴールデンチップ、シルバーチップとも呼ばれる。
2.フラワリー オレンジペコ(FOP)
産毛に包まれた新芽(チップ)を含んだ、開いたばかり最初の葉。
3.オレンジペコ(OP)
つややかかな2枚目の葉。上質な紅茶は、「一芯二葉」と呼ばれ、この葉から上を摘み取り作られる。
4.ペコ(P)
上から3番目の葉。量産用紅茶には、この部分も一緒に収穫される。
5.ペコスーション(PS)
4番目の葉。マザーリーフとも呼ばれ挿し木で苗木を作るときにも用いられる。
6.スーション(S)
5番目の大きく硬い葉。一部、燻製茶などに使われる。
7.花
秋の茶畑には、2センチ程の花が咲きます。お茶は椿科の植物。椿の花に似た小さく可憐な花です。しかし、来年の収穫に備え、花に栄養を奪われないよう、蕾が付く前に丁寧に剪定を行うことがほとんどです。
製茶後につけられる等級(グレード)を示す際にも同じ言葉がつかわれますが、意味としては別の言葉になるので、注意が必要です。
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