ビターチョコのような甘い香りとロースト香が溶け合った
ストレートでもミルクを加えても楽しめるネパール紅茶
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しっかりとした深い茶色の水色(すいしょく)。ネパールの紅茶の産地ダンクタ地方の名茶園から届いた銘柄です。ゴールデンチップを含んだ細かな茶葉は、ビターチョコを思わせるカカオの甘く香ばしい香りを放ち、マイルドな口当たりながら飲みごたえのある味わいです。ストレートティーはもちろん、少し長めに抽出をしてミルクティーでお楽しみいただくのもおすすめです。
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ミルクティーにすると、飲み込んだ後、フワリと紅茶の香りが心地よくひろがります。Arrived from a famous tea estate in Dhankuta, a tea-producing area in Nepal, this fine tea with small tea leaves and golden tips emits a sweet and roasted cacao aroma like bitter chocolate and tastes mild and satisfying. This tea is good straight and goes well with milk when brewed for a longer time.
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ふるい分けのみでグレードを分けることはせず、理想的な状態の茶葉に仕上げるために、望まない形状の葉をひとつひとつ人の手で取り除く。気の遠くなる作業。 ジュンチャバリ茶園の銘柄としては珍しく、茶葉の細かいタイプを買い付けました。製茶工場で各工程の見学をする中、テイスティングする前からワクワクするような、外観に特徴をもった茶葉を見かけ、実際にテイスティングすると、それらの味わいにうっとりするばかりでしたが、何回目かのテイスティングの時、これといった特徴のないブロークンタイプのサンプルに目が止まりました。
- 細かいゴールデンチップが沢山含まれた黒々とした茶葉。印象としては、アッサムのTGBOPかな?と思うような外観。テイスティングをすると深みがありながら、アッサムのような重さはなく、香ばしく甘い香りが口に心地よく残りました。オーナーのバッチャン氏に、「この銘柄をミルクティーにしたい」と伝えると、その日のディナーの前に、この銘柄のミルクティーを作ってくださいました。しっかりと煮出したミルクティーは、コクもあり、そしてジュンチャバリ茶園のどの銘柄にも共通する、しっかりと華やかな香りの個性が後味に広がり、その場で買付けを申し出ました。
製茶工場でも茶畑でも、多くの女性が活躍をしている。女性ならではの繊細な目線が、繊細なジュンチャバリ茶園の味わいの紅茶を生んでいるのでしょうか。ヒマラヤンブラックの等級は、製造工程の途中で出るブロークンを集めてブレンドします。今回のロットは夏から初秋に摘まれた銘柄の中から、ふるい分けの工程で出た小さな茶葉や芯芽を集めたもの。そのため、明確な茶樹や摘み取り年月はありません。
- ブロークンといっても極々小さな芯芽と細かな上質の茶葉を集めたものなので、美味しくないわけがありません。
- ぜひ、はじめはストレートで、その後はミルクティーで。どちらもお楽しみください。
ジュンチャバリ茶園
遠くに霊峰マカルを望む茶畑。イラム地方と並ぶネパールの紅茶の生産地ダンクタ。ヒレタウンを望む丘に佇むジュンチャバリ茶園は、茶園オーナーのローチャン ギョワリ氏とバッチャン ギョワリ氏兄弟の紅茶に対する真摯な眼差しと先進的なアイデアのもと作られる上質な銘柄の数々によって、ネパールの茶園の中で、日本でもっともその名を知られている茶園といえます。
標高1,400m〜2,100mの土地に6つの区画の茶畑を所有。それぞれの区画に、異なったコンセプトのもとで茶樹を選定し、オーガニックや自然農法で栽培を行っています。自然を残して手入れをされているジュンチャバリ茶園の茶畑。製茶工場には紅茶用の大型の機械は数少なく、日本や台湾のコンパクトな製茶機械を導入し、各国のさまざまな製茶の工程を参考に、新しいアイデアでユニークな紅茶作りを行っています。その多くが人の手を介し、気が遠くなるほどの手間暇をかけて作られる銘柄ばかり。お茶の樹とヒマラヤの自然と対話しながら作られる紅茶は、世界中の紅茶専門店で取り扱われています。
古くから 欧州で人気のネパール紅茶
ネパールでは古くから紅茶や緑茶が生産され、主な輸出先のヨーロッパなどで人気を博してきました。ここ数年は、その高品質、手ごろな値段により、日本でも知られようになりました。
ネパールの紅茶生産の特徴としては、農家が作った茶葉を、製茶工場が買い取り紅茶にする小農経営や、農家が集まり資金を出資して茶園の共同経営をしていることなどがあげられます。
ダージリンと隣接する土地ゆえに、インドの紅茶関係者との技術的交流も多く、クオリティーの高い紅茶が生産されています。その一方、ダージリンに比べ、産地のブランド力がないため、そのクオリティーの高さにも関わらず価格は比較的安価で取引されています。甘く透明感のある上質で美味しい紅茶が手頃な価格で楽しめる、おすすめの産地のひとつといえるでしょう。
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