
クチナシの花のように甘いフローラルな香りが魅力の春摘みダージリン
年間で数十ロットしか生産を行わない、ロンボンバレー地区の茶園から届いた春摘み茶です。スラリと細長い芯芽を含んだ美しい茶葉。お湯を注ぐと、明るい山吹色の茶液からはクチナシを思わせる甘い香りが立ち上り、淡くフレッシュで、すっと染み入り、喉を潤す味わいの一杯となります。茶葉がもたらす他の植物を連想させる香りや味わいは、まさに「エニグマ(謎)」と呼ぶにふさわしいミステリアスな個性を秘めた銘柄です。


NO.1171
2021年 ダージリン ファーストフラッシュ タルザム茶園 DJ-11
産地:
インド ダージリン
摘取り年月:
2021年4月13日
ロット:
DJ-11
等級:
FTGFOP1 HIMALAYAN ENIGMA
茶樹:
クローナル(P-312)
*2007年よりバイオオーガニック農法を採用
原材料名:
紅茶
原産国名:
インド
保存方法:
高温多湿・直射日光をさけて保存。開封後は密閉容器に入れ、お早めにお召し上がりください。
栄養成分表示:
(茶葉2.5gあたり)エネルギー8kcal、たんぱく質0.5g、脂質0.1g、炭水化物1.3g、食塩相当量0g


香りと味わい
味:
スッキリとした甘さ
香り:
クチナシの花
水色:
レモンイエロー
おすすめの飲み方


お湯の温度95℃

茶葉の量
2.5g
(茶さじ中盛り2杯)

抽出の時間3分
今回は初めての春摘みのエニグマ。買付け時のテイスティングで、この銘柄を口にし、こもるような甘い香りに触れた途端、茶園を訪れた時のマネージャーのジャー氏のお宅の入り口に植えられたクチナシの大きく白い花やその甘く密度ある香り、茶園で過ごしたひと時の事が、次々と思い起こされました。
「香りと記憶は深く結びついている。」しっかりとユニークな個性をもった香りは、そんな神秘性をも感じさせる銘柄です。大切にチェストに収められ日本に届きました。ぜひお試しください。
クローナル種から作られる香り高いダージリンティーを産するタルザム茶園
もともと人気のサングマ茶園のスタッフにより運営されていることもあり、作られる紅茶の品質は折り紙つき。凛としたクローナルならではの個性に、どこかクラシカルなチャイナ種の趣をしっかり感じる上質な銘柄で、紅茶好きの人々には、早くもすっかりお馴染みの茶園です。
タルザム(TURZUM)茶園の読み方は、「タルザム」「テューザム」「トゥルザム」など紅茶メーカーによって異なりますが、どれも同一の茶園名です。当店では、タルザム茶園に統一して表記しています。
ヒマラヤに抱かれ育まれる香り・ダージリン
ダージリンには、春、夏、秋と個性の異なる3回のクオリティーシーズンがあります。3月の終わりから4月の前半にかけて摘み取られるファーストフラッシュは、世界中の紅茶ファンが待ちわびる、1年で最初の収穫季節に摘み取られる茶葉です。明るい黄色の水色(すいしょく)からは、春の息吹あふれる草原の緑を思わせるグリニッシュな香りがたちのぼります。フランスやドイツ、そして日本の人々に特に人気のある季節です。