ハーブのような爽やかな香り立ちとすっきりとした口当たりの夏摘みダージリン
「竹の水筒」を意味する現地レプチャ語が語源となっているバダンタム茶園。夏の光で育った小さな象牙色の芯芽を多く含んだ茶葉は、お湯のなかで解け、オレンジブラウンの水色(すいしょく)がティーカップに美しく映える一杯に。ひと口飲み込むとレモンバーベナを思わせる爽やかな香りとすっきりとした口当たりが心地よい銘柄です。まずはストレートで楽しみ、2杯目はとっておきのお菓子と合わせて楽しみたい、ヒマラヤの夏摘みダージリンです。
NO.1189
2022年 ダージリン セカンドフラッシュ バダンタム茶園 DJ-96
産地:
インド ダージリン
摘取り年月:
2022年6月1日
ロット:
DJ-96
等級:
FTGFOP1 Tippy Clonal
茶樹:
クローナル種(混合)
*2010年よりバイオオーガニック農法を採用
原材料名:
紅茶
原産国名:
インド
保存方法:
高温多湿・直射日光をさけて保存。開封後は密閉容器に入れ、お早めにお召し上がりください。
栄養成分表示:
(茶葉2.5gあたり)エネルギー8kcal、たんぱく質0.5g、脂質0.1g、炭水化物1.3g、食塩相当量0g
香りと味わい
味:
スッキリ
香り:
ハーブ
水色:
オレンジブラウン
おすすめの飲み方
お湯の温度95℃
茶葉の量
2.5g
(茶さじ中盛り1杯)
抽出の時間3.5分
バダンタム茶園
ダージリンタウンより17キロ西に位置し、カンチェンジュンガ山を望む壮大な景色が広がる土地に1861年、オーナーであり開墾者でもあるクリスティン ベームズ氏(Mr. Cristine Bames)によって開園されました。標高は300m~1,800mと幅広く、早春のファーストフラッシュから、芳醇な夏摘み、穏やかなオータムナル まで季節を通して良い銘柄を年間250トン生産しています。
また、茶園で働くスタッフに対しては、住居の提供、教育、衛生と健康に関する非常に高水準な労働福祉基準を設けており、この基準と取り組みはグループの中でロールモデルとなっています。
バダンタム茶園の名前の由来には諸説ありますが、有力なものには、19世紀初、この地を訪れた旅人が、住民に土地の名前を聞いた際、言葉が通じない現地の人が自分が持っている竹でできた水筒の名前を聞かれたと勘違いし、レプチャ語の竹の水筒を意味する「バダンタム」と答えたため、旅人は、この地の名前をバダンタムと誤って理解し広まってしまったことが由来のひとつと考えられています。
ヒマラヤに抱かれ育まれる香り・ダージリン
ダージリンには、春、夏、秋と個性の異なる3回のクオリティーシーズンがあります。5月の終わりから6月にかけて摘み取られるセカンドフラッシュは、夏の光をうけて、充実した芳醇な味と香りに満ちています。一部の上質な銘柄は、マスカテルフレーバー(ムスク)といわれるダージリンならではの喉の奥に広がるこもるような甘い香りをたたえます。