グリーンな香りと花蜜のような甘い余韻が魅力
南インドの早春の陽だまりを閉じ込めたような銘柄
南インドの早春の陽だまりを閉じ込めたような銘柄
旬を迎えた南インドの紅茶の産地ニルギリで作られた特別な銘柄です。夜明け前、まだ気温が 8~11 度の茶畑で、芽吹いて7日目の茶葉を摘み取り製茶されます。山吹色に輝くカップから立ち上る湯気は、春に咲く水仙やエニシダの花の香りのように鼻をくすぐり、口に含むと甘く、フレッシュグリーンの爽やかな香りがいっぱいに広がり、たちまち春の訪れを告げるかのような飲み心地です。ぜひストレートでお楽しみください。
NO.1339
2023年 ニルギリ クオリティーシーズン カイルベッタ茶園 NL/07/23 ウィンターフロスト
産地:
インド ニルギリ
摘取り年月:
2022年12月27日~2023年2月21日
ロット:
NL/07/23
等級:
SFTGFOP1 Winter Frost
茶樹:
クローナル種
原材料名:
紅茶
原産国名:
インド
保存方法:
高温多湿・直射日光をさけて保存。開封後は密閉容器に入れ、お早めにお召し上がりください。
栄養成分表示:
(茶葉2.5gあたり)エネルギー8kcal、たんぱく質0.5g、脂質0.1g、炭水化物1.3g、食塩相当量0g
発売日:
2023年04月09日
香りと味わい
味:
甘い余韻
香り:
花の香り
水色:
山吹色
おすすめの飲み方
お湯の温度95℃
茶葉の量
2.5g
(茶さじ中盛り2杯)
抽出の時間3分
そんなニルギリで、年末の12月27日から年が明けて2月の中頃まで作られるのが、今回ご紹介するカイルベッタ茶園の冬のスペシャルティティー「ウィンターフロスト」です。
茶葉の姿を残したままに製茶された茶葉は黒く長いシェイプ。お湯の中で抽出が進むと、やがてオリーブグリーン色の茶葉が、摘まれた時そのままの姿へと蘇ります。
毎週火曜日に摘み取られた茶葉は、萎凋をはじめとした製茶のプロセス時に、温度が上がらない様に早朝2〜4度の気温の中で行われます。
そのためフレッシュな芯芽を思わせるグリーンな香りと花を思わせる香りがたちのぼり、ダージリンのファーストフラッシュのような爽やかな味わいが感じられます。
個人的には3分ジャストで抽出した時の輝く様なレモンイエローの水色と、微かにライムのような青みのある柑橘のピール(皮)のすっきりとした香りと余韻として感じるビターな香味が大好きな銘柄です。
新しい年を迎えたばかりの時期に作られた特別な銘柄を、ぜひお楽しみください。
カイルベッタ茶園
1月には、ウィンターフロストと名付けられたスペシャルティティーを生産。製造する紅茶の80%は外国に輸出されることからもクオリティーと安全性の高さを知ることができるニルギリを代表する茶園のひとつです。
青い山と呼ばれる場所・ニルギリ